自分が望まない人事異動ほどひどいものはない

3月ですね。大半の会社は4月からの人事異動の発表が行われ、仕事が手につかない時期ではないでしょうか。
「人事異動」こそ、ユーザー企業のセキュリティ担当がいなくなってしまう原因の一つではないかと考えます。自分の経験を中心に「人事異動」について語ります。

創業までの経験

私が株式会社セキュアスカイ・テクノロジー(以下SST)を創業したきっかけの一つが、望まない人事異動でした。
SSTでは、命令や天の声のような本人の意向や納得が得られない人事異動はしていません。
会社の都合でやむ得ない場合には、必ず本人の納得を得てから実施しています。これは、私の譲れない経営哲学です。45人ばかりの小さい会社だから出来るんでしょうと言われれば、その通りです。
しかし、会社の規模関係なく本人が納得できない人事異動だけは、やめてほしいと心から願っています。
 
私自身は、
私自身は納得できない人事異動を2回経験しました。モチベーションが下がるところまで下がり、退社する決意をしました。
その時に「もう勝手に人事異動させないようにしたい!」と強く思い、
結果として創業しかないという答えに行き着きました。そして、今に至ります。

文系セキュリティの皆さまへ伝えたいこと

デロイトトーマツリスクサービスの丸山社長が共催セミナーで語ったことが今でも心に残っています。
「セキュリティ担当から違う部署に人事異動されたら、転職するくらいのプロフェッショナル意識でいるべき。」
現在、腰を据えてユーザー企業のセキュリティ担当をやられている方に勝手ながらエールを送ります。
ある程度胸を張れるくらいの仕事をしておく心構えと覚悟を持ってもらえればと切に思っています。

おまけ「毒舌笑えないショートコント」

上司「今年は君たちとセキュリティチームをつくることができた。」
担当「はい、これからが本番ですね、頑張りましょう!」
上司「それがなぁ、、、来年、俺は異動になった、すまない。あとは任せた!」
担当「!」
上司「俺の後任は経理部の部長の〇〇さんに決まったようだ。当然だが、セキュリティについてはなにも分からないので面倒見てあげてくれ・・・。」
担当「・・・」